チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

保育園でのおはなし会

Sさん◯ 手遊び 『カレーライス』

私   ◯ 紙芝居 『おうさま さぶちゃん』 馬場のぼる

私      ◯ 大型絵本 『えらい えらい』 ますだゆうこ/文、竹内通雅/絵

Sさん◯ パネルシアター 『ひよこちゃんの こんなになっちゃった』

Sさん◯ 紙芝居 『おはしのめいじん』 宮崎秀人

私   ◯ 大型絵本 『とべ バッタ』 田島征三

私   ◯ 紙芝居 『つよいぞ カマキリくん』 今森光彦

Sさん◯ 手遊び

 

 初めて保育園でのおはなし会だったので、どんな感じなのかちょっとドキドキした。30分の時間をもらって、4~5歳の園児30人と地域の親子5組を前に、始める。お母さんに抱っこされている赤ちゃんが二人くらいいたが、他は皆お話を聴く気満々のしっかりした小さなお兄さんお姉さんたち

 

『カレーライス』 

 まず掴みに、Sさんが手作りのにんじん、玉ねぎ、じゃがいもなどを見せながら、カレーライスの手遊びをした。先生たちも盛り上げてくださって、みんな声を出して一緒にやってくれた。

 

『おうさま さぶちゃん』 

おうさまさぶちゃん (紙芝居ベストセレクション 第2集)

 私の大好きな紙芝居。自分で服を着ないで、いばりながら全部ママに着せてもらっているさぶちゃん。それを見ていた、アホウドリのホウ大臣とネコのニャオ閣下。そんなに偉いお方ならぜひポッカリ島の王様になってくださいと頼んで、さぶちゃんを南のポッカリ島へ連れていく・・・。

 さぶちゃんのわがままぶりと、最後の情けない展開に、子どもたちは大喜びだった。「11ぴきのねこ」の馬場のぼるさんの作品なので、ネコのニャオ閣下の顔が見えた途端「あ、そのネコ知ってる!」「11ぴきのねこ!」と声が上がった。やっぱり今でも人気者なんだね。

 最後に「みんなはどう?」と聞くと、「自分で着る~!」と元気に返事していたけど、ほんとかな?

 

『えらい えらい』

えらいえらい! (ケロちゃんえほん)

 迫力のある絵を大型絵本で見せたくて持ってきた。巻末に楽譜が載っているのでそのメロディで歌いながら読んだ。

 「えらいこっちゃ えらいこっちゃ はくしゅ~!」で拍手してもらったら盛り上がった。歌の部分より、このフレーズのほうが耳に残ったらしく、終わった後も「えらいこっちゃ えらいこっちゃ・・・」と口に出している子がいた。

 

ひよこちゃんの こんなになっちゃった』

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 次はSさんのパネルシアター。私も少し手伝った。

 ひよこちゃんが果物を食べるたびに色が変わっていく面白いお話。最後に黄色に戻るにはどうしたらいいか、聞いたら「バナナを食べる~」と答えてくれた。さすが、大きい子たち。

 

『おはしのめいじん』

おはしのめいじん (ともだちだいすき)

 長~いおはし、太いおはし、一本だけのおはし、などいろんな変なおはしを

持ってきて威張る自称「おはしの名人」たち。でも、最後に焼き魚を食べる対決をすると・・・

 丸太ん棒のようなおはしが出てきた時には「太い~」「重すぎるよ」などと反応があった。

 みんな、もうおはしは上手に使えるのかな?

 

『とべ バッタ』

とべバッタ (田島征三)

 次も迫力のある絵が魅力の大型絵本。こういう絵本は大型だとほんとうに映える。

 この絵本には、難しい言葉が結構たくさん出てくる。「けついした」「あれち」「はるかに」など。

 「"あれち"って何?」とつぶやいた子がいて、返事をしようかと迷ったけど、今回は無視してそのまま進めた。

 うちの息子たちが小さいときはこれを読むたびに「"けついした”って何?」と尋ねるのがほとんど恒例のようになっていた。それを思い出した。その時は毎回答えていたけれど、大勢への読み聞かせの時にはなかなか難しい。今意味はわからなくても、耳で覚えておけばいずれわかるようになるかもしれない。

 

『つよいぞ カマキリくん』

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 「とべ バッタ」つながりで、この紙芝居を選んだ。こちらはバッタを食べるカマキリが主人公の写真紙芝居。カマキリが話している形式で進む。

 子どもたちの食いつきはとてもよかった。カマキリには親しみがあるらしく、「オレさまのことを しってるかい?」には「知ってるよ~!」との声。

 写真も大きくてとても見やすく迫力があって、美しい。そして、カマキリの生態をわかりやすく解説している。

 後で先生が「子どもたち、今、虫に興味があるのでちょうどよかったです」とおっしゃっていた。

 

 最後にSさんに簡単な手遊びで締めてもらっておしまい。10時半から11時の予定だったが、5分ぐらい早く始めて終わったのは11時ちょうどだった。早めに始められてよかった。終わるのが遅くなると保育園のスケジュールに支障が出るだろうから。

朝の読書タイム:3年1組(第2回)

◯ 絵本 『ばけずきん』 川村たかし/文、梶山俊夫/絵

◯ 絵本 『まゆとブカブカブー』 富安陽子/文、降矢なな/絵 (こどものとも2001年12月号)

 

 今日は読書週間最後の日だったらしく、また図書委員会からの放送が入った。それが終わってから始める。

 

『ばけずきん』

ばけずきん (日本の民話えほん)

 「ばけずきん」と題名を言ったら「バカずきん?」と返ってきた。いやいや、違います。

 頭に手ぬぐいを乗せていろんなものに化け、人々に悪さをしているくろぎづね。お坊さんは、その手ぬぐいを取り上げれば、くろぎつねも悪さをできなくなるだろうと考え、一計を案じる。

 だまされて怒り狂うかと思ったくろぎつね、意外にも優しくてびっくり。化けるための手ぬぐいを燃やしちゃうなんて、お坊さんはやりすぎだったのでは?と思ってしまう。

 なんだか複雑な気分になる話だ。こんな民話もあるのか。

 

『まゆとブカブカブー』

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  これも「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ6冊のうちの1冊で、単行本になっていないもの。私は月刊誌で6冊全部持っている↓

chocolate-doughnuts.hatenablog.com

 今の季節にいいと思って選んだ。お話もおもしろいので、みんな興味深く聞いてくれた。まゆがブカブカブーに飛びかかるところでは子どもたちから掛け声までかかった。

 

 担任の先生も一緒に座って聞いてくれていた。

 終わってから、「何役もの声をひとりで出していましたね」みたいなことを言われたのだが、これは褒め言葉だったんだろうか? それほど過剰に声色を使ったつもりはなかったのだが、やっぱり「まゆ」の声はかわいく、お母さんの声は落ち着いて、という感じで自然に変えていたのは確か。

 

10分からちょっとだけオーバー。

  

朝の読書タイム:1年1組(第2回)

◯ 絵本『しりとりのだいすきなおうさま』 中村翔子/文、はたこうしろう/絵

◯ 絵本 『うめぼしくん』 わたなべあや

◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 5分くらい早く行ったら、みんな図工の絵の続きを描いていた。それでも、先生が慌てて準備させて、いつもの時間には始められた。

 

『しりとりのだいすきなおうさま』

しりとりのだいすきなおうさま (チューリップえほんシリーズ)

 これを見せると「あ!知ってる~」の声多数。でも、「だから嫌だ」ってわけではないことぐらいわかっている。

 表紙の絵から、もうしりとりになっているので、指差しながらみんなで「まり、りんご、ごりら、らっぱ、パンツ、(ちょっと私が迷っていると子どもたちが)月!、きつね、ねこ、こけし、塩、王さま・・・」と確認した。

 なんでもしりとりになるように並んでいないと気が済まない王さま。部屋の中のものもしりとりになっているので、それも確認。

 食事もしりとり順で出されないと怒るので、家来たちは大変。そこで一計を案じて・・・

 しりとりの楽しさを感じながら、お話も楽しめる絵本。元々知っていた子も含め、みんな喜んでいた。

 

『うめぼしくん』

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 次は食べ物つながりでこの絵本。これは、品切れで今は手に入らない。いい絵本でも、増刷されずに絶版になってしまうものが多いのだ。悲しい。

 これは、梅干しを作っているおばあさんのところから手違いで街に運ばれてきてしまった梅干したちの冒険。

 赤くて似ている食べ物と入れ替わって、知らずに食べた動物たちは「すっぱ~い!」と大騒ぎ。その様子がおもしろいらしく、子どもたちはよく笑っていた。

 最後の1個のうめぼしくんは、自力でおばあさんの家まで帰り着き、おかゆのお風呂に入れてもらうのだが、これはおいしそう。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 最後の締めはやっぱりこれ。「知っている子は一緒に言ってね」と言って始めたのだが、みんな初めて聞いたような顔をして「ダジャレだ~」などと笑っている。

 このクラス、5月に1回入って以来、まだ2回め。その5月のときにこの絵本を読んだのだが、1回ぐらいじゃ半年も経つと忘れてしまうのだなあ。やっぱり繰り返し読まないと!

 その代わり、何度も読んでいると中学生になってももっと大きくなっても、どこかで会ったときに私の顔を見て「こんにちワニ!」などと言ってくれるようになる。そういうのは嬉しい。

10分。

 

親子の広場

私  ◯ 紙芝居 『よんでよんで』 ときわひろみ/作、さとうあや/絵

Sさん◯ 大型絵本 『きんぎょがにげた』 五味太郎

私  ◯ 紙芝居 『まるちゃん あそぼ!』 長野ヒデ子/脚本、佐々木宏子/絵

Sさん◯ 手遊び 『おーちた おちた』

Sさん◯ 紙芝居 『りんごのき』 たけしたふみこ/作、いちかわなつこ/絵

Sさん◯ 大型絵本 『ぞうくんのさんぽ』 なかのひろた

Sさん◯ 箱を使って『ぞうくんのさんぽ』

私      ◯  紙芝居 『のりものプップー』おおいじゅんこ

一緒に◯ ペープサートと歌 『やまの音楽家』

 

 乳幼児親子20組も集まっていてびっくり。抱っこされている赤ちゃんよりは、もう少し大きな子が多かった。

 ホールで遊んでいたのを小さい部屋に誘導してきてくれて、落ち着いておはなし会を開くことができた。

 

『よんでよんで』

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 まず初めに私が紙芝居を演じた。

 お母さんに本を読んでもらいたいのに、お母さんは忙しい。仕方がないので、動物たちに次々と読んでもらう。それぞれの動物たちの読み方もかわいい。そして、一番素敵なのは、最後にちゃんと約束通りお母さんが膝にのせて読んでくれること。

 みんな動物たちに親しみを感じるのか、じっと聞いていた。

 

『きんぎょがにげた』

きんぎょが にげた (幼児絵本シリーズ)

 次にSさんが大型絵本でこれを読んだ。大人気の絵本で、1歳8ヶ月健診で市からプレゼントする本のリストにも入っている。

 逃げ出した金魚がいろいろなところに紛れていく。子どもたちはそれを探して、見つけると大興奮。競って指差したり、「あそこ!」と叫んだり。前まで出てきちゃう子も何人かいた。

 

 『まるちゃん あそぼ!』

まるちゃんあそぼ! (あかちゃんかみしばいいっしょにこんにちは)

 次は私が紙芝居。まるちゃんが転がったり、弾んだり、他のまるたちとぶつかったりくっついたりして遊ぶ。

 とってもかわいい紙芝居。本当は子どもたちも一緒に飛んだり跳ねたりするとよかったのだが、場所も狭かったし、私も準備不足で、そこまではできなかった。

 

『おーちた おちた』

 ここで気分転換に、Sさんが手遊びをした。

「おーちた おちた なーにがおちた」

「リンゴ!」「かみなり!」「くり!」それぞれ違う手の動きで受け止める遊び。 お母さんたちも一緒にやってくれた。

 

『りんごのき』

りんごのき (0・1・2かみしばい にっこり げんき うれしいな)

 リンゴつながりで、Sさんがこの紙芝居を。いろんな動物がリンゴを取ろうとするけど、なかなか取れない。一緒に背伸びをしている子もいた。

 最後はお母さんにむいてもらったリンゴをみんなで(想像で)いただいた。

 

『ぞうくんのさんぽ』

ぞうくんのさんぽ

 続けて、Sさんの大型絵本。有名なこの絵本。文字も少なく、単純な話だけど、それだけにわかりやすくて子どもたちは大好き。

 その後、箱にこの動物たち(ぞう、かば、わに、かめ)を貼ったものを使って、立体的にこの話を復習した。目先が変わって良かったみたい。

 

『のりものプップー』

のりもの プップー (0・1・2かみしばい にっこり げんき うれしいな)

 だんだん集中力がなくなってきたようだったが、次に私の紙芝居。馴染みのある乗り物(自動車)が出てくる。早々に元気良いく当ててくれる子もいて、よかった。

 

『やまの音楽家』

 最後に、ペープサートを見せながら、この歌を歌って終わりにした。歌は好きみたいで、子どもたちは一斉に注目して、歌える子やお母さんたちも一緒に歌ってくれた。

 

盛りだくさんの内容だが、実際はたったの20分。

 

朝の読書タイム:6年1組(第2回)

◯ 本の紹介 『ねらわれた星』 星新一

◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

 

 今日から読書週間。図書委員会でいろいろな催しをするらしい。2階の図書館に寄ると、すごく混み合っていた。

 また、階段のところに、児童が書いた「おすすめの本を紹介するカード」が貼り出されていて、思わずじっくり見てしまった。実際にどんな本を読んでいるのかなぁ~と。3~4年生のを見たが、怪談ものとか「ドラえもん」とか「かいけつゾロリ」などが多い。

 でも、4年2組で9月に紹介した「へんてこもり」シリーズ(たかどのほうこ)を書いてくれた子が二人もいたので、とても嬉しかった!読んでくれたんだ!気に入ってくれたんだ!

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『ねらわれた星』

ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)

 というわけで、今朝は6年1組で星新一の本を紹介することにした。毎年6年生に紹介しているが、どのショートショートを朗読するかいろいろ変えてみた。今のところ『ねらわれた星』に収録されている「妖精」をオチの前まで朗読するのが一番効果があるようだったので、今日もそれでやった。

 6年生ともなると、行儀よくシーンとして聞いていて、反応がよくわからない。興味を持って手に取ってくれる子がいるといいなあ。

 

『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 少しだけ時間が余ったので、定番絵本の中からこれを読んだ。よく知っている絵本だと子どもたちの顔がほころぶ。

 

10分。

朝の読書タイム:5年1組第2回

◯ 絵本 『100万回生きたねこ佐野洋子

◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵

 

 さすが5年生は体格もいいし、態度もきちんとしている。初めにチラッと、先日の学習発表会のことを褒めてから始めた。

 

100万回生きたねこ

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

 前に2組でも読んだので、今回1組でも読むことにした。 

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  さすがに有名な名作だけあって、ほとんどの子が見たことがあり、半分ぐらいの子が読んだことがあるとのこと。それでも、5年生ぐらいになってから改めて聴くと感じることがあると思う。なんとか私が泣かずに読み通せるようになったので。

 シーンとしてよく聴いてくれた。これは本当に素晴らしい絵本だなあ。

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)

 しんみり悲しい感じになった気分を持ち直すために、定番の楽しいこの絵本を読んだ。

 久しぶりだったがみんな覚えていて、嬉しそうにしていた。くすくす笑ってくれた。

 

 13分ぐらい。

 

 

今年度10回目の児童館おはなし会

Oさん◯ 紙芝居 『ハロウィンのかぼちゃ』ますいさちみ/脚本、スズキコージ/絵

 Oさん◯ 絵本 『とてもおおきなサンマのひらき』 岡田よしたか

私    ◯ 素話 『話し好きの殿さま』

私    ◯ 絵本 『おじいさんのつるつるかぼちゃ』 立岡佐智央/文、立岡月英/絵 (「こどものとも」1998年5月号)

 

 今日は土曜日の学習発表会の振替休日。親が働いている登録児童は朝からずっと児童館で過ごしている。44人いた。いつもより早く3時からおはなし会を始めることにした。

 

 いつものようにOさんから。

『ハロウィンのかぼちゃ』

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 これは今月発売されたばかりの紙芝居。ハロウィンに合わせたのだろう。ジャック・オー・ランタンの由来についてのお話だ。

 1ぴきの悪魔が、酔っ払って歩いているジャックの魂を食べようとするが、ずる賢いジャックの策略にまんまとはまってしまい、なかなか魂を食べることができない。結局ジャックの魂を取らないと約束させられたり、最後はジャックがどんな悪いことをしても地獄に行かないように念書を書かされたり・・・。

 これは、とにかく絵が素晴らしい。もともと私はスズキコージさんのファンだが、紙芝居にするとなおさら素晴らしさが引き立つ。一枚一枚飾っておきたいぐらいだ。

 最初はざわついていた子どもたちも、やがて惹き込まれていった。

 

『とてもおおきなサンマのひらき』

とてもおおきなサンマのひらき

 『ちくわのわーさん』などで大人気の岡田よしたかさんの絵本。これも奇想天外でおもしろい。

 絵もダイナミックでこのサンマの開きは「とてもおおきな」と言っても度を越している。

 子どもたちからは「すげー!力持ち」などと声が上がった。

 その巨大なサンマの開きを家族で食べようとすると、サンマは開いたり閉じたりして暴れだし、逃げ出してしまう。

 翌日、今度はとても大きなスルメを買ってくるのだが・・・。 

 予想したとおりの展開に子どもたちは大喜び。でも、とても大きなたい焼きがあんこを吹いて暴れるところでは「普通、たい焼きって動かないんだけどな・・・」と突然現実的なつぶやきが出て、おもしろかった。この絵本、すべてが「普通」じゃないから!

 

 ここで私に交代。

『話し好きの殿さま』

 いつもの通り素話から。子どもたちも分かっていて「お話?」と。

 お話好きの殿様が家来たちにお話を聞かせてくれと毎日ねだるので、もう話す話がなくなってしまった。そこで「殿様に『もうお話はたくさん』と言わせるほどお話をしたものには、褒美としてお姫様と結婚させる」とお触れを出した。

 そこへ現れた若者が話しだしたのは・・・。

 昔から「終わりのない話」としてよくあるタイプの話だが、ドングリの話なので今の季節にちょうどいいと思って持ってきた。

 「ブナの木からドングリが1個落ちて、石にコツンと当たり、ポチャンと池に落ちました」の繰り返し。

 子どもたちが飽きるほど繰り返し、「しばらくすると、なんと・・・」ともったいをつけてから「ブナの木からドングリが・・・」をやったら、笑ってくれた。

 

『おじいさんのつるつるかぼちゃ』

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 カボチャつながりでこの絵本を持ってきた。

 おじいさんが植えたカボチャはどんどん伸びていって隣の家で実をつけ、そのまた隣で・・・と町中に広がってカボチャでいっぱいに!

 すごいことなんだけど、みんなカボチャを歓迎していて、楽しい雰囲気に満ちている。唖然としているうちに楽しく終わるのだ。

 子どもたちもびっくりしていた。

 

 30分。